ディズニーの動画配信サービス「Disney+」、マーベルアニメシリーズ『What If?』が配信されることが発表された。
Source:CBR
マーベルの「もしもの世界」をアニメ化!
原作コミックの『What If?』は、もしもの世界を描いた読み切り短編シリーズだ。「もしも、アベンジャーズが結成されなかったら?」「もしもキャプテン・アメリカが氷漬けにならなかったら?」など、想像力にあふれた「もしもの世界」を描いて読者を楽しませた。
今回、その『What If?』がアニメ化される。ケヴィン・ファイギによれば、その第一弾となるエピソードはキャプテン・アメリカのオリジンに関するものだ。それは……
「もしも、ペギー・カーターがキャプテン・アメリカだったら?」
(注:この画像は実際のアニメのものではありません)
スティーブ・ロジャーズではなく、ペギーが血清を受けて超人兵士となり、一方でもやしのままのスティーブは、代わりにハワード・スタークが作ったアーマーを装着して戦うという。
正に『What If?』ならではの、発想だ。
ちなみに、キャプテン・アメリカになったペギー・カーターが登場するのはこれが初めてではない。モバイル用ゲーム「Marvel Puzzle Quest」において、初めて同様の設定のペギーが登場した。
これが話題となり、コミックのほうにも逆輸入される。
『Exiles』では、多元宇宙を守るエグザイルズの一員としてキャプテン・アメリカとなったペギーが登場する。
この世界では、本来はオリジナルと同じくスティーブ・ロジャースが超人兵士になるはずだったが、寸前でナチスのスパイによって殺害されてしまう。そこでペギーが代わってキャプテン・アメリカとなったのだ。
なお、英国人のペギーが「キャプテン・アメリカ」と名乗るはめになったのは、ハワード・スタークが強引に勧めたかららしい。
ちなみに、このコミック版にはバッキーならぬ「ベッキー」というサイドキックの女の子も登場する(文集砲の人とは関係ありません)。
ゲームにしろコミックにしろスティーブは死亡しているが、アニメのほうは生きているようなので、コンセプトは同じでも、また微妙に違ったストーリーになるようだ。もやしっ子のスティーブの活躍も楽しみである。
ペギーもそうだが、マーベルも原作と映画ではけっこう設定が違うキャラクターがいるが、アニメはおそらく映画をベースにした『What If?』になるのではないだろうか。噂では、「もしもロキがソーより前にムジョルニアを見つけていたら?」という企画もあるらしい。
Disney+『What If?』シリーズの配信開始日は現在のところ不明。