2004年、マーベルスタジオ社長ケヴィン・ファイギは、『パワーパック』の映画化を計画していると語っていた。マーベルシネマティック・ユニバースが進むにつれ、企画は脇に追いやられ忘れられた……かに見えた。
しかし、最近のインタビューでファイギはまだ映画化をあきらめていないと明かしたのだ。
Souce:ScreenRant
パワーパックはどんなヒーロー?
パワーパックは、80年代初期にルイーズ・サイモンスンが創作したユニークで革新的なヒーローチームだ。パワー家の四人の兄弟姉妹、長男アレックス、長女ジュリー、次男ジャック、次女ケイティが主人公。異星人から与えられた超能力で戦う。
マーベル最年少チームとされ、一番下のケイディはデビュー時なんと5才!(今はもう少し成長している)。
基本的にオッサンが多いアメコミヒーローの中では、正に異色。また、最近のマーベルのヤングヒーロー路線を先取りしていたとも言える(それだけに、最近はあまり活躍の機会が無くて残念)。
日本人アーティストのグリヒルが手掛けたミニシリーズが翻訳されているので、興味のある方はご一読を。
ケヴィン・ファイギ「家族向け映画を作りたい」
ケヴィン・ファイギはこう語っている。
「パワーパックは、我々が長い間、興味を持っていた素材だ。
なぜなら、長年、家族向けの作品をやりたかったんだ。もう少し若いキャラクターでね。
アントマンは、『アントマン&ワスプ』で、そういう(家族向けの)フランチャイズになれたかも。でも、パワーパックは未だ、我々が話し合っている多くの事案の一つだ。いつか実現したら楽しいだろ?」
ファイギの口調だと、今すぐに映画化が実現する可能性は低いかもしれない。
しかし、いつの日か、スクリーンでパワー家の子供たちに会える日が来ることを祈ろう。