映画『キャプテン・マーベル』徹底解説!あのヒーローはなぜ〇〇になったのか!? (ネタバレあり)

いよいよ公開となったマーベル・スタジオ最新作『キャプテン・マーベル』

公開前アメコミファンの間では、あるヒーローが登場するかどうかが、ちょっとした話題になっていた。果たして、そのヒーローは登場したのか?そして何故、あの姿になったのか?ケヴィン・ファイギがインタビューの中で明かした。

※この記事には、映画『キャプテン・マーベル』の重大なネタバレが含まれます。必ず鑑賞後にお読みください。

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初代キャプテン・マーベル(マー・ベル)とは?

まず、その話題となっていたヒーローについて簡単に紹介しよう。

その名は、初代キャプテン・マーベル。コミックでは1967年にデビューし、マーベル史上最初にキャプテン・マーベルの称号を名乗ったヒーローだ。

その正体は、異星人クリーが地球に送り込んだスパイ、マー・ベル。科学者ウォルター・ローソンと名乗り地球に潜入したが、気高い性格だった彼は、弱者である地球人に味方しヒーローとなる。その中で出会ったのが、当時NASAの警備主任だったキャロル・ダンヴァース。映画でキャプテン・マーベルを名乗る女性だ。

マー・ベルは単に初代であるだけでなく、キャロルがスーパーヒーローの能力を獲得する事件にも関わっており、キャプテン・マーベルの歴史において極めて重要なキャラクターだ。多くのファンは、映画でも何らかの形で登場するだろうと期待した。

キャスティングが発表された時、ジュード・ロウの役名が明かされなかったので、彼がマー・ベル役なのではないかという噂も出た。

その後、公開に至るまで、ジュード・ロウの役名は公式には「スターフォースの司令官」という表現で統一された。

しかし、映画でジュード・ロウの演じたキャラクターの名前は「ヨン・ロッグ」だった。

これはコミックファンならわかるが、初代キャプテン・マーベルの宿敵の名前だ。マー・ベルの上司でありながら嫉妬心から彼を陥れるという、割と救いのないタイプのヴィランである。おそらくだが、マーベルスタジオがこの役名を隠そうとしたのは、原作ファンに「あ、こいつ悪役だな」とバレてしまうからではないか(映画とコミックで設定が違うことが、ままあるとしても)。

映画でマー・ベルを演じるのは、女性だった!

では、マー・ベルは登場しなかったのか?

登場はした……しかし、原作そのままの姿ではなかった。

映画でマー・ベルを演じたのは、アカデミー賞ノミネート経験もある名女優アネット・ベニングだった。

そう、映画のマー・ベルは性別が変えられ、女性になっていたのだ!

光速エンジンを開発するアメリカ空軍の極秘計画「ペガサス計画」。その責任者ウェンディ・ローソン博士は、当時テストパイロットだったキャロルにとって、最も尊敬する人物だった。

しかしローソンの正体は、マー・ベルという名のクリー人だったのだ。

クリーを統治する人工知能スプリーム・インテリジェンスは、会話する時、その相手の最も尊敬する相手の姿を取るので、キャロルの前ではローソン博士の姿で現れた。

アネット・ベニングは映画の中で、ウェンディ・ローソンことマー・ベルと、スプリーム・インテリジェンスの2役をこなしている。



なぜ、マー・ベルは女性になったのか?

マー・ベルに関する設定改変に付いて、マーベルスタジオのケヴィン・ファイギはこう語っている。(ET)

「(そのアイディアは)映画を進める過程の、後半で出てきた。率直に言うと、撮影が近づいている時点では、男性をキャスティングしようとしてたんだ。我々はマー・ベル役の男優を探しながら、同時に脚本も進めていた。よくあることでね。何人かの俳優と話したけど、映画を観ればわかる通り、物語の構造上、わずかな役どころなんだ。

アンナ・ボーデン(監督・脚本)だったと思うが、脚本会議の中で彼女が『キャロルが見るスプリーム・インテリジェンスの姿を、マー・ベルにしたらどう?』と提案した。

このアイディアは、アネットをキャスティングする直前だった。だから、映画が出来上がっていく過程の比較的後半、脚本が完成稿になる中で起こることの一つだった。アンナが持っている、ひらめきだね。それで『ああ、もちろんだ!完璧だよ!』と答えて、我々は別の俳優を探すのを止めたんだ」

これによれば、当初(おそらく)スプリーム・インテリジェンス役でキャスティングされていたアネット・ベニングが、アンナ・ボーデン監督のアイディアで、マー・ベル役も兼ねることになったようだ。

確かに映画のマー・ベルは、キャロルの回想の中に登場し、重要ではあるが、出番としては少ない役どころだった。これに別の俳優を当てるよりは、アネットに任せた判断は正しいかもしれない。アネットは、キャロルの恩師であるマー・ベルと、彼女を抑圧する存在であるインテリジェンスを見事に演じ分けてみせた。

それと、ジュード・ロウの役が、最初はマー・ベルとして考えられていたということも(現在判明している範囲では)無さそうである。もし彼の演じる役名がマー・ベルだったら、原作ファンに向けての良い目くらましになったかもしれないが、同時に「マー・ベルを悪役にするなんて」とブーイングが出たかもしれない。

原作ファンとしては、やはり男性のマー・ベルを見たかったという思いもあるが、性別はどうあれ、マー・ベルがキャロルに大きな遺産を残したことには変わりはない。

映画では明確には語られなかったが、彼女の遺志を受け継ぐために、キャロルは「キャプテン・マーベル」の名を名乗ることになるのだろう。

映画のウェンディ・ローソンもまた、偉大なマー・ベルだったのだ。

映画『キャプテン・マーベル』は絶賛公開中!

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