マーベルファンにとって嬉しいニュースが舞い込んだ。
ディズニーが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3(仮)』の監督に、ジェームズ・ガンを再雇用することに決定したとDeadlineが報じたのだ。
まさかのガン復帰!その理由は!?
2018年7月、過去の不適切なツイートが問題となり、ディズニーはジェームズ・ガンの降板を決定した。詳しくは当時の過去記事を見てほしい。
ジェームズ・ガン監督、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』から降板。過去のジョークが原因
その後ガーディアンズのキャストや多くのファンがガンの再雇用を懇願したが、復帰はかなわなかった。それが、なぜ今?
事件後、ウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホルン会長は、ガン監督と何度も面談したが、ガンの公式な謝罪と、事件後の真摯な態度がホルンの気持ちをやわらげ、再雇用に向かわせたらしい(反論したり、ディズニーを攻撃するようなことが無かったことが良かった?)。
スーサイド・スクワッド2はどうなる!?
しかし問題がひとつ。
再雇用までの間に、ジェームズ・ガンはワーナー・ブラザーズのDCコミックス原作映画『スーサイド・スクワッド』の続編を監督する話が進んでいたのだ。
これに関してマーベル・スタジオとワーナーの間で話し合いが行われ、ガン監督がまず『スーサイド・スクワッド2』を完成させてから、『ガーディアンズ3』の制作を始めることで同意したという。
『スーサイド・スクワッド2』は2021年の公開が予定されているので、我々が『ガーディアンズ3』を劇場で観れるのは、もう少し先になりそうだ。
なお、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督を始めとして、ガンに代わる『ガーディアンズ3』の監督候補の名前がネット上で取りざたされていたが、実際にはマーベル・スタジオはどの監督とも会っておらず、ガンの代役を考えてはいなかったそうだ。
もし代役の話が進んでいたら、おそらく話は複雑になっていただろう。
ケヴィン・ファイギは、最初からガンの復帰を信じていたということだろうか。
おかえりなさい、ジェームズ・ガン!
多少のややこしいことはありつつも、ガン復帰は実に喜ばしい。
もちろんガンの過去のツイートが恥ずべきことだった事実は変わらないが、真摯に反省した者に温情はあってしかるべきだ。
マーベル作品は、たびたびセカンド・チャンスについて語ってきた。過ちを犯した者も、再びやりなおすことができる。ヒーローになることができる。今回のディズニーの決定は、それを信じさせてくれるものだった。
ジェームズ・ガンは、この決定を受け、ひさしぶりにツイッターを更新した。
— James Gunn (@JamesGunn) 2019年3月15日
「この数か月間、サポートしてくれた全ての人にものすごく感謝しています。私は常に学び続け、できる限り良い人間になれるように努めます。ディズニーの決定に深く感謝していますし、私たちすべてを結びつける愛の絆を探究する映画を作り続けられることに興奮しています。みんなの愛とサポートには、これまでも、そしてこれからもずっと、すごく恐縮させられるでしょう。
心の底から、ありがとう。みんな、愛してるよ」
おかえりなさい、ジェームズ・ガン!