ドラックス役のデイヴ・バウティスタは、ジェームズ・ガン監督の脚本が使われないなら『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3(仮)』から自分を降ろしてほしいと訴えた。
Source:Shortlist
ドラックスが本当に姿を消すことに!? どうなるガーディアンズ3?
過去のツイッターでの発言が発掘され監督から降板させられたジェームズ・ガンを巡って、未だ火種がくすぶり続けている。デイヴ・バウティスタはShortlistのインタビューの中で、こう訴えた。
「誰も彼のツイートについては庇っていない。だがこれは、善良な男に対する組織的な中傷だ。事件が起きた翌日にクリス・プラットと会って話した。彼はちょっと信心深いから祈る時間をほしがってたが、俺はもっとこんなだった。くそったれ。こんなの、でたらめだ!ジェームズは俺があった中で、最も親切で最も礼儀正しい男なんだ」
ガンは既に『ガーディアンズ3』の脚本を書き上げていた。だが、現在代わりの監督を探しているディズニーとマーベルが、その脚本を使うかどうかはわからない。
「現時点で言えるのは、もし(マーベルが)その脚本を使わないなら、俺を契約から解放してくれるように頼むつもりだ。(俺の役を)カットするか、再キャストしてくれ」
「もしそうしないなら、俺はジェームズに仇をなすことになる」
なんとも漢気にあふれるバウティスタの台詞だ。彼は先日もツイッター上でこう怒りをぶちまけていた。
「法律的に義務があるから出演するが、彼のいない作品は俺がサインしたものじゃない。ジェームズ・ガン抜きのガーディアンズは、ガーディアンズじゃないんだ。ファシストのサイバーナチスの組織的な中傷に権限を与えるような誰かのために働くのは、まったく吐き気がする」
しかしこのまま話がこじれると、本当にバウティスタは降板しかねない。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では気配を殺し姿を消した(気になっていた)ドラックスだが、本当に作品上から姿を消したのでは洒落にならない。それは多くのドラックスのファンを悲しませることになるだろう。
バウティスタもガンのツイッターの発言自体は擁護していないし、せめて脚本だけは使ってほしいというのは彼なりの妥協点だとも言える。
企業として厳しい態度を取るのもわかるが、映画ガーディアンズの世界を作り上げたのがガンであることは衆目の一致するところだろう。ファンや出演者の気持ちに配慮し、ガンの作った世界観を壊さないように新作を制作することも、企業の正しい姿勢ではないだろうか。そのためには、せめてガンの書き上げた脚本を採用することを心より願いたい。