日本では2018年8月31日(金)公開となる、映画『アントマン&ワスプ』。ペイトン・リード監督は脚本の初期段階では、ある人気ヒーローのカメオシーンが存在していたことを明かした。
※以下の記事は、映画『アントマン&ワスプ』の内容に触れる可能性があります。
Source:RadioTimes
公開前ではあるが、どうやら映画『アントマン&ワスプ』には他のマーベル・ヒーローの顔出しはほとんど無いようだ(全く無いかは不明)。作品同士のクロスオーバーはユニバースものの最も美味しい要素ではあるが、なぜ避けたかについて、ペイトン・リード監督はこう説明する。
「この映画を、もう少しだけ独立したもので独自の世界を持ったものにしたいという考えだった。このキャラクターたちの物語を続けたかったし、ストーリーにより関係のあるキャラクターたちを紹介したかったんだ」
「それに、インフィニティ・ウォーのすぐ後だからね。あれはほぼ全員が出ているだろう。アントマンとワスプ、それともちろんホークアイを除いてね」
以前の記事でも触れたが、リード監督は『アントマン&ワスプ』を独立した作品にすることに拘りを持っており、他のヒーローたちのカメオ出演を控えたのも同じ理由のようだ。
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しかし、脚本の初期段階では、あるヒーローのカメオ出演が予定されていたらしい。そのヒーローとは……
これがキャプテン・アメリカ、幻のカメオシーンだ!
そのカメオシーンは、マイケル・ペーニャが演じるシリーズの名物キャラ・ルイスが、前作でもお馴染みの「脱線ばかりして先に進まない説明」をする中にあった。
ルイスは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でアントマン=スコットの身に起こった出来事を説明する(これだけで、既に面白いが)。
しかし、そこはルイスなので、実際に起こった通りには、話は進まない。
アントマン=スコットがファルコンにスカウトされキャプテン・アメリカの陣営に加わり、空港で彼らを逮捕しようとするアイアンマン側と戦闘になる。
ここまでは同じだが、「キャップが野球の球よろしく、アントマンを掴んで投げる」という、本編には無かった珍場面があったという。
「まるごとルイスのバージョンだからね」「そういう、おかしなビジュアルを思いついたんだ」とリード監督が言うように、この脚本が実現したら、ルイスの想像するおかしなシビル・ウォーのさらに脱線した珍場面の数々が映像化されていたかもしれない。
しかし「シビル・ウォーに言及しすぎてるように感じた」との理由で、あえなくカットとなった(脚本段階だから、撮影もされてないと思われる)。
実現していたら、キャップを演じるクリス・エヴァンスにとっては、『マイティ・ソー/ダークワールド』『スパイダーマン:ホームカミング』に続く、コメディチックなカメオ出演になっていた(何気にキャップはカメオ出演が多いのだ)。
なんとも残念。なお、シビル・ウォーについてではないものの、ルイスの説明シーンは実際の映画にもちゃんとあるらしいのでご安心を。
映画『アントマン&ワスプ』は、2018年8月31日(金)公開。